
こんにちは!みなさんは「危険物」と聞くと、工場やガソリンスタンドにある特別なものだと思っていませんか?
実は、マニキュアの除光液や使い捨てカイロ、消毒液など、私たちの家の中にもたくさんの「危険物」が潜んでいます。今回は、危険物を性質ごとに分けた第1類〜第6類までのリストを、市販されている身近な「商品名」と一緒に大公開します!
💡 初心者必見!危険物試験にサクッと合格する3つのコツ
専門用語ばかりで難しそうに見える危険物ですが、実はポイントを絞ればグッと覚えやすくなります。
- ① 身近な商品に置き換えて覚える!
「アセトン」と覚えるより、「除光液」と覚えた方がイメージしやすいですよね。この記事の「商品名」列を活用して、生活と結びつけるのが暗記の最短ルートです。 - ② 「水が使えるか・使えないか」を真っ先にチェック!
火事が起きた時、「水をかけていい危険物(第1類など)」と「水をかけると爆発する危険物(第3類など)」の区別は試験で頻出です。「水厳禁」のものはマークしておきましょう。 - ③ 最初は一番メジャーな「第4類」から!
ガソリンやアルコールが含まれる「第4類(引火性液体)」は日常生活で最もよく使われます。まずはここから攻略するとスムーズに全体像がつかめますよ。
📚 危険物 全類(第1〜6類)まるわかりリスト
カラフルに色分けしてみました!スマホの方は表を横にスクロールして見てくださいね。今回は新しく「英語名」と「保存方法」も追加しました!
| 名前 | 英語名 | 分類 | 使われ方 | 化学式 | 性質 | 消火方法 | 保存方法 | 商品名(身近な例) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 塩素酸カリウム | Potassium chlorate | 第1類 | マッチ、花火、爆薬の原料 | KClO3 | 無色の結晶または白色粉末。加熱や衝撃で分解し酸素を放出。自身は燃えないが他の物質を激しく燃やす。 | 大量の水 | 密栓して冷暗所に保管。燃えやすいものから遠ざける。 | 市販されていない (一部試薬のみ) |
| 過マンガン酸カリウム | Potassium permanganate | 第1類 | 殺菌剤、漂白剤、酸化剤 | KMnO4 | 黒紫色の結晶。強力な酸化作用。 | 大量の水 | 直射日光を避け、密閉して冷暗所に保管。 | 観賞魚用魚病薬 |
| 硝酸アンモニウム | Ammonium nitrate | 第1類 | 化学肥料、爆薬 | NH4NO3 | 白色の結晶。吸湿性が強い。加熱で分解爆発の危険。 | 大量の水 | 湿気を吸いやすいため、乾燥した冷暗所に密栓保管。 | 市販されていない |
| 硫黄 | Sulfur | 第2類 | 火薬、農薬、ゴムの加硫 | S | 淡黄色の固体。静電気が蓄積しやすい。燃えると有毒ガス発生。 | 水噴霧、泡、粉末など | 密閉して換気の良い冷暗所に保管。静電気注意。 | 粉末硫黄、湯の花 (一部) |
| 赤リン | Red phosphorus | 第2類 | マッチの側薬、難燃剤 | P | 暗赤色の粉末。摩擦や衝撃で発火しやすい。 | 大量の水 | 密閉容器で冷暗所に保管。摩擦や衝撃を与えない。 | 市販されていない |
| 鉄粉 | Iron powder | 第2類 | 使い捨てカイロ、脱酸素剤 | Fe | 水や酸と反応して水素を発生する。酸化時に発熱。 | 乾燥砂、粉末 (水は厳禁) | 水分を避け、乾燥した冷暗所に密閉して保管。 | 使い捨てカイロ |
| マグネシウム | Magnesium | 第2類 | 軽量合金、写真撮影の閃光粉 | Mg | 銀白色の金属。強い光を出して燃える。熱水と反応して水素発生。 | 乾燥砂、粉末 (水は厳禁) | 水や酸を避け、乾燥した場所に密閉して保管。 | ファイヤースターター |
| 黄リン | White phosphorus | 第3類 | 殺鼠剤(昔)、化学原料 | P4 | 空気中で自然発火する。猛毒。水中に保存。 | 大量の水 | 自然発火を防ぐため、必ず水中に沈めて冷暗所に保管。 | 市販されていない |
| カリウム | Potassium | 第3類 | 化学試薬、合金 | K | 水と激しく反応し発火。灯油中に保存。 | 乾燥砂、粉末 (水は厳禁) | 水との接触を避け、灯油などの保護液中に沈めて保管。 | 市販されていない |
| ナトリウム | Sodium | 第3類 | 原子炉の冷却材、還元剤 | Na | 水と激しく反応して水素発生。灯油中に保存。 | 乾燥砂、粉末 (水は厳禁) | 水との接触を避け、灯油などの保護液中に沈めて保管。 | 市販されていない |
| 炭化カルシウム | Calcium carbide | 第3類 | アセチレンガスの発生用 | CaC2 | 水と反応して可燃性のアセチレンガスを発生。 | 乾燥砂、粉末 (水は厳禁) | 水分を完全に避け、乾燥した冷暗所に密閉保管。 | カーバイド (一部ランプ用) |
| ジエチルエーテル | Diethyl ether | 第4類 | 溶剤、麻酔薬 | C4H10O | 引火点が非常に低い(-45℃)。爆発性の過酸化物を生成。 | 窒息消火 | 揮発性が高いため密栓し、通風の良い冷暗所に保管。火気厳禁。 | スターティングフルード |
| ガソリン | Gasoline | 第4類 | 自動車の燃料 | 混合物 | オレンジ色に着色。非常に引火しやすい(-40℃以下)。 | 窒息消火 | 認定された金属製容器に入れ、火気厳禁で冷暗所に保管。 | レギュラー/ハイオクガソリン |
| トルエン | Toluene | 第4類 | 塗料の溶剤 | C7H8 | 芳香がある。有害。水に溶けない。 | 窒息消火 | 密閉容器に入れ、換気の良い冷暗所に保管。火気厳禁。 | ペイントうすめ液 |
| アセトン | Acetone | 第4類 | 溶剤、マニキュア除光液 | C3H6O | 水や有機溶剤によく溶ける。 | 大量の水、水溶性泡 | 密閉容器で換気の良い冷暗所に保管。火気厳禁。 | 除光液 (ネイルリムーバー) |
| エタノール | Ethanol | 第4類 | 酒類、消毒薬 | C2H5OH | 水によく溶ける。 | 大量の水、水溶性泡 | 密閉容器で冷暗所に保管。火気厳禁。 | 消毒用エタノール |
| 灯油 | Kerosene | 第4類 | 暖房用燃料 | 混合物 | 引火点40℃以上。ポリタンク(赤や青)に保存。 | 窒息消火 | 直射日光を避け、専用の着色ポリタンク等で冷暗所に保管。 | 白灯油 |
| 軽油 | Diesel | 第4類 | ディーゼル燃料 | 混合物 | 淡黄色に着色。引火点45℃以上。 | 窒息消火 | 消防法に適合した容器で、直射日光を避けて保管。 | 軽油 |
| エチレングリコール | Ethylene glycol | 第4類 | 自動車の不凍液、保冷剤 | C2H6O2 | 粘り気のある液体。甘味があるが有毒。 | 大量の水、水溶性泡 | 密閉して直射日光を避けて保管。 | クーラント液 (LLC) |
| アマニ油 | Linseed oil | 第4類 | 塗料、食用油 | 混合物 | 乾性油。布に染み込ませて放置すると自然発火の危険。 | 窒息消火 | 自然発火を防ぐため、拭き取った布は水に浸して保管・廃棄する。 | 亜麻仁油 |
| ニトログリセリン | Nitroglycerin | 第5類 | ダイナマイト、狭心症薬 | C3H5N3O9 | 衝撃や摩擦で激しく爆発する。凍結時も危険。 | 大量の水 (火災時は避難) | 衝撃や摩擦を避け、凍結しない冷暗所に保管。 | 市販されていない |
| セルロイド | Celluloid | 第5類 | 卓球の球(昔) | 混合物 | 燃えやすく、劣化すると自然発火の恐れ。 | 大量の水 | 直射日光や高温を避け、通風の良い冷暗所に保管。 | ピンポン玉 (古いもの) |
| 過酸化水素 | Hydrogen peroxide | 第6類 | 漂白剤、消毒薬 | H2O2 | 強い酸化作用がある。分解すると酸素を出す。 | 大量の水で希釈 | 分解してガスが出るため、ガス抜き穴のある専用容器で冷暗所に保管。 | オキシドール (希釈液) |
| 硝酸 | Nitric acid | 第6類 | 肥料、火薬原料 | HNO3 | 光に当たると分解するため、褐色のビンに入れて保存。 | 大量の水で希釈 | 光による分解を防ぐため、必ず褐色のビンに入れ冷暗所に保管。 | 市販されていない |
まとめ
いかがでしたか?「市販されていない」ものも多いですが、除光液(アセトン)や使い捨てカイロ(鉄粉)など、意外なものが危険物の仲間だとわかると面白いですよね。
試験勉強で行き詰まった時は、ぜひこの「身近な商品名」を思い出して、楽しく暗記を進めてみてください。応援しています!
